進化したお客様のMINI

2000年 メイフェアー A/T OR MK10

2015年5月

オールペイントしています。
もちろん、お気に入りのオレンジで!

 

2011年7月

2011年7月11日
テール回りをMKII仕様に変更したS氏のオレンジミニ

フロントエンブレムもオースチンクーパーで統一

2010年7月

2010年7月1日
車検を向かえた2000yのA/T 走行も49,900K/m、エンジン・ミッション・乗り心地も良く安心して乗れるので、「プラグコードをウルトライエローコードにしたい。」とオーナー。さすが、梅雨入り前だしね。

ハイローキットも入っていない状態で約9年間乗ってしまった後遺症か、ベアリングが焼きついていた。

今回は以前よりの宿題になっていたフロントのハブB/Gを左右とも交換し、オメガのグリスで組み、ボールジョイントもシム調整をした。これでご購入より一通りの修理及びクオリティーUPが一段落したといえよう。

オレンジのボディー越しにメイフェアーのシートを見ると、オレンジのラインが浮き出ているように見えるから不思議である。他店でご購入になり、計画をたててコツコツとこのミニをよみがえらせてきたS氏。ちょうど1年かけて10年分の足回りの傷みを克服した。

2009年6月

2009年6月28日
車を買ったばかりで「色も気に入ったし安く買ったが、いろいろ気になるので。」と事前に訪ねて来られて車を見せてもらい、先月、初ロイヤルのご予約をいただきました。その後、まともに何事もなく走れるようになったとS氏、大喜び。

初ロイヤルでやり残したところは、まだまだ宿題として残ってますが、前回でまともに走るようにして、今回はハイローKITすら入っていない元の2000年モデルA/Tだけに、足回りの見直しの打ち合わせをしながらB/S類の交換。

無駄のない、リーズナブルで乗り味も良くなるように、スペシャルビレットA/Jライド・KYB・GASショック・フロントラバーコーンをご用意しておきました。

ラバーコーンへの当たり面をノーマルナックルアームと同形状にすることにより、乗り心地が変わらないのである。

工場へ行ってみると、左右のドライブシャフトASSYを外してあった。

「なんだか大騒ぎになってるな。」とメカに尋ねると

アッパーアームをばらし、汚れたグリスを洗浄しながら、シャフト・B/gの状態を確認していた。

ラバーコーンは45,000K/m、2000年だけにまだ使えそうなので(A/T A/C付きの重みで下がっていたが)A/Jライドを取り付ければ、まだよみがえる。
見た目にも、まだダメージは少ないのが分かる。

その分、デフシールを交換したほうが良いという判断であった。車を上げていると、ドライブシャフトごとブレーキ回りの重みが下へ下がるとOIL漏れ発生。
車高を上げただけで、逆にデフシールからOIL漏れが多くなることがある。これは、前だけペッタンコだとデフシールも変形して、特にオーバーヒートさせたことのあるミニはシールがカチカチでダメになる。メクラからのOIL漏れはないようである。この時点で、ボタボタとOILがシールから垂れている。

インナージョイントを外し確認。デフにガタがないミニは、素早くやればOILはほとんど出てこない。

デフシールはハイクオリティーの物を使っております。純正では、またすぐに漏れますので、ご注意を。

アッパーアームシャフト・B/g内側共々、良い状態でした。さらに洗浄乾燥・Oリング交換・グリス詰め替えと作業は進む。

テンションロットB/S・ロアームシャフトB/Sを左右交換。いたずらに強化B/Sは禁物である。

右デフシールも交換済。

左も同じくデフシールを交換して、インナージョイントが組んであります。これで当分安心です。やはり足回りはトータルできっちりやらないと、あとでまた出費がかさみます。

ナックルジョイントも新品にして、A/Jライド・ショックの組み付けが終わる。

何事もなかったように、A/Jライドとショック及びB/S交換が完了。大切なところは見えなくなってしまいますので、ミニの中古車購入や修理依頼はどこでも良いということはありませんね。安かろう悪かろうが当てはまる車です。

リヤも取り付け。ポイントはショックが伸びきっている状態で、ハイローとラバーコーンが遊ばないようにしなければならない。これが基本です。
気持ち車高を下げたい方は、VALTAINのタイプSをおすすめしております。

これが一番安心です。車高は当然高めになります。これで完成ではなく、しばらく走ってから車高&トウ調整を行います。

走行と調整も完了。

インテリアもオリジナルの2000yメイフェアー

前後とも高めですが、なじんでから調整します。

完成です。朝お預かりして、夕方には納車になりました。
鎌倉の山の上に住居を構え、ミニミニ大作戦のような坂を上り下りするオーナーのS氏。引き取りに来られて車高を見て喜んでくれました。

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