進化したお客様のMINI

63年オースチンセブン

2003年販売車

84y ミニ1000 MKIIクーパー’S オースチンセブン

27年目のロングオーナー

2010年8月

2010年8月7日
昨日より車検のため、お預かりしていたオースチンセブン 通常のメニューが進み、今回はPバルブO/Hとリヤのブレーキホース交換等を行い、ますます絶好調に。後のブレーキはほとんど作動していなかったようである。錆びついて外れない。なめってしまうのを何とか外し無事に終了。

点火系・キャブレター・ブレーキOIL・クラッチOIL入れ替え等、細部を入念にチェック。2年ぶりのメンテで生き生きとしてきたが、オーナーのほうが足が痛くて大変らしい。「前のクーパー’Sだったら乗れるんじゃない?」と言ったら「絶対乗れない。」とおっしゃるくらい乗りやすいMKIなんです。

2008年7月

車検を向えたN氏のオースチンセブン ディスクブレーキにしてから、メンテナンスがかなり楽になった1台である。

今回、以前より気になっていたステアリングラックのガタを修理することに。ラックはMKIの切れ角の悪い初期のもので、ラックB/SやカーラーのサイズもMKIIとは異なる。 

MKIの初期型のラックは、このMKII用の半分くらいの厚みである。MKII以降には、この半分の厚みのB/Sを2つ使っていることもある。そして、この厚みのB/Sが存在するわけである。

今回、約半分にカットするならと、たくさんある81年以降のこのタイプを切って使うことにしました。ラックB/Sとエンド交換で、しっかりとした足回りに戻りました。

最後のメニューはエンジンルーム。キャブレターは完全に汚れを取りミクスチャーの調整・ダンパーOILを交換し組み直す。SUのキャブ車は、ワンキャブ・ツインキャブ問わず、必ず行っているメニューです。エアクリーナーも清掃して組み付けていきます。

組み付けも、サクションチャンパーが引っかかることのないように締め付けることが大切です。

アレックが、リクライニングが壊れてるからあげたシート。本人、根性で直したらしい。当時物のハイバックワークスリクライニングシートである。

「クーラーが効かない!」とオーナー。クーラー無しのミニ1000・クーパーSと乗り継いできたくせに、もうクーラーは手放せない体になっている様子。ミニのエアコンも、年式にもよるが、レジスターやサーモアンプの不良・場合によってはパイプの折れによるパイプ交換もあるが、ほとんどはコンプレッサー回りのOリング交換とGASチャージでよみがえることが多いです。必ず真空引きをして確かめます。クーラーの故障の目安は、一概には言えませんが、

1.全開でないとA/Cが入らない。
   レジスターの断線 〜94y

2.A/Cがすぐ切れてしまう。
   サーモアンプ不良 95〜

3.なんとなく冷気が弱い。
   Oリング交換とGASチャージ

4.全く冷気のレの字も出ない。
  アルミパイプが折れていることが多い、
  トルクロットB/Sの交換も行ったほうが良い。

他に、滅多にないけど、レシーバードライヤーの不良・コンデンサーファンの不良・コンプレッサーの不良等もあります。コンプレッサー焼きつきなんてこともあります。エアコンコンディショナーをチャージするのも良いです。みなさんも頑張って乗ってください。

2005年7月

2005年7月17日
オースチンセブンのフロントドラムをディスクブレーキに変更。もちろん当時もののクーパーSのキャリパーを新品ピストンでオーバーホール。

ステンメッシュブレーキホースにVALTAIN ディスクパッド V-NSで、バッチリ安心してブレーキが踏めるようになったとN氏。街乗りはドラムも結構きくのだが、ツクバを10周も走るとどっちへ行くか分からなくなって恐い言う事でのクオリティーUPとなりました。

2003年10月

2003年10月24日
このMINIを今年の4月前オーナーより受け継いだN田氏。今日はセーフティチェックの予約の日である。
FハブB/gを左右交換して、ボールジョイント調整と4輪ドラムブレーキのO/Hを行った。

最初のMINIは84yMINI1000の後に、MKIIクーパーSに乗り換え。
元々モーリスクーパーSMKIIを新築の家に作ったガレージにしまっておいたが、今はこのオースチンが入っている。

オリジナルボディのMKIが気に入っているらしい。

イギリスのヘリテージガレージでレストアしたMINIである。

REVステンマフラーにF&Rアレックスタビ

ツインキャブに吊下げクーラー付

エンジンミッションはスタンダードクーパー仕様MINI3台目
通して20年目のロングオーナーこのセブンとは長い付き合いになりそうだ。

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