『SMOOTHING STANCE』

『スムージングSTANCE1.3キャブ タータンレッド/ブラック』

2009年8

各部にサビや腐りが出てきたS氏のキャブ最終も、新車から15年目に入るワンオーナーカー。まずはFRPボンネットを付けていたボンピンやラバーフックの穴あけ、ついでにフォグ穴・グリル穴、すべて埋め鈑金する。しかし、この年式はライト下やガラス回りは腐りにくいのが強みです。

フェンダーミラー穴・サイドマーカー穴・エクボもすべて鈑金。

クオーターも鈑金。縁せきか何かにぶつけた時の古傷。

エクボや傷も鈑金。

トランクヒンジの下も亀裂が。バンパー変わりになっていた様子。

ルーフ回りのサビもすべて取り去る。一周完全に、鉄板まで出す。

1ヶ所、腐りで穴が開いていたので

天張りを取り去り、ルーフの鈑金。この後、ルーフはすべて剥離をかける。

右ドアーはドアースキン交換。ヘリテージのパネルである。

スキンパネルの交換が終わると、新品パーツの黒い塗料を剥がし鉄板を出す。

左右のWタンクを外すと、両端が左右とも腐ってしまっていた。

右側のタンク下である。外からは気が付かなかったが、かなり腐っていた。

トランクのフロアーにも腐食があり、一度完璧にしておかないと、すぐにまた腐ってしまうということで、リヤ回りを切り取る。

切り取ったトランク ハーフパネルは手作りで製作。

腐った鉄板は切り取り、新たに鉄板を貼る。

左側も同じように鈑金する。

トランクパネルを切り継ぎ。

鈑金の止め金具の鉄板から作り

バックパネルロアーのパーツを型通り切り込んだパネルにはめ込み熔接。

1m/mのくるいもないように、点付けをしていって

リヤ回りの鈑金の様子である。熔接した面は、サンダーで研ぐと1枚の鉄板のようにすべて姿を変える。

一通りの鈑金が終わり、サフェーサーが入る。

タータンレッドが上がってきました。まずはドアー回りから組みつけていく。

フロアーも鈑金を済ませ、キレイなフロアーである。

外装パーツを取り付けていく。今回の変更点は、MKIIグリル・サイドマーカー・オリジナルボンネット。ボンネットのチリも完璧に合っている。

外装が終わると天張りを取り付け。クリーナーとブラシでキレイになったので再使用。

トランクフロアーは何事もなかったように自然である。キレイだ。右側タンク「本物が付いてたね。」とブランズの社長が驚いていた。

タイヤハウスの中もピカピカである。

完成である。美しいタータンレッドのMKIIのS'のようである。

新車のようにキレイになり、オーナーも喜んでくれると思います。

カーペットはご自宅で洗って干してあるとのこと。シートも外してきてくれたので、このまま納車。

後姿もかわいいスムージング。

トランクルーム

インテリアはセンターメーター・センターキー

今回のオールペンのついでに、サイドマーカーをLUCASに・パークASSYはオレンジガラス・ライトリム交換。

MKIIクーパーSの当時物のグリルを付けて差し上げました。輝きが違います。

TEXドアミラーもメッキの台をつけて雰囲気を出す。

今回、デッキの取り付け直しと、スピーカーにバッフルボードを組み込み取り付け。

15年目にしてタータンレッドにオールペイントし、また15年乗れるように、職人のワザがキメ細やかにほどこされた1台です。

[ BACK ]